なんでこんなに好きなのか
殿は仕事がすごく忙しいらしい。
そして私もずっとずっと忙しくしている。
忙しくても会いたいし、声を聞きたい。これが私の性質。
会えないならば、せめてメールでくだらない話でもいいから
連絡を取りたい。これが私の性質。
しかし、元来マメではない殿が、仕事でテンパっている時に
連絡をしてくるはずがない。
それについてはもう充分慣れてきている私。
しかし、たまには「そっちからもメールしてこいよな」と
ふと思ってしまった。
(別に誰にも頼まれてないが勝手に)あっちから連絡してくる
までは知らんぷりしていようと決めた。
1日目。
私は仕事があきれるほど忙しく、あっという間に夜を迎えて
しまって殿へ連絡を取ることがなくとも、割と平気な気分で
1日を終えることができた。
2日目。
今日もあいかわらず忙しい。しかもちょっとしたトラブルも
発生したりなんかして結構な感じでエキサイティングな1日だった。
そして今日も殿からは連絡なし。
3日目。
「ったく、なんでメールよこさねーんだよー」と少々怒りモードに入る。
お昼まで待ってみたが、一向に連絡なし。
だめだ。とうとうしびれを切らしてしまった私。
ランチタイムに
「殿、私のことを2日も放置プレイしましたねー。許さんっ」
とメール。
「ごめんよぉ。忙しいんだよぉ。許して~」と返事。
やっぱりそうか。忙しかったのか。
私の悪いくせなんだが、ここでもう許してしまう。
だけど今回ばかりは一言いわせていただいた。
「どんなに忙しくたって、1行メールぐらいできるでしょーっ。ばーか」
さて、殿はこのメールをどう捉えたんだろうか?
本人には確認していないものの、明日、日曜日、殿と私と殿の娘、
3人は恐竜博2005に行くことになった。
きっとこれが殿なりの「お詫び」のしるしなんだろう。