セックスハキモチデスルモノダ
前に殿が泊まりにきたとき、その翌日に私は殿にお小言を言った。
「いっつもいっつも、夜は酔っ払って寝ちゃって、早朝Hを慌てて
するのはもう嫌です。時間かけて、ゆっくりゆっくりいろいろ楽しめる
Hをしたいです。定期的にそういうことがないと、女の人は早く
老けていっちゃうから、もっと気にしてください」
結構キツイこと言ったもんだ、と後から思ったけれど、いつも
酔っ払ってそのまんま寝ちゃって、朝になって時間ないのに慌てて
Hするってのがそろそろやだなーと思ってたところだった。
だから敢えて言ってみた。
殿もこの一件に関しては「了承」とのことだったので、次に期待
しようと私は楽しみにしていた。
で、昨日。
殿が泊まりにきた。
早めにワイン飲み終わって、さー寝ましょうか、ということになった。
あ~、今日は時間かけてあんなことやこんなこと、え?そんなことまで?
ってぐらいにHを楽しむつもりだった。
途中まではうまくいっていた。
でも、そこで電話がなった。
殿の女友達からだった。なんだよーーーーーーっ!こんな時間に!
殿は20分ほどその女友達と話していた。
殿に女友達がいて、私が文句を言うところではない。
しかし、やけに楽しそうに話している殿、それもこんな遅い時間に。
そんなことでものすごく腹がたった。
私はあんまり殿と電話で話ししないし、夜中も遊びに行けない。
飲みに行くのだって電車のある時間帯だし、夜中から朝までなんて
飲み方したことない。
だから、嫉妬したのだ。
で、殿の電話が終わり、私は不機嫌。
Hの途中で中断させられたことも手伝って、とにかく不機嫌。
それを察知した殿は、「どしたの?何怒ってるの?」と聞いてくるが
それがさらに腹が立つ。
殿はさっきの続きをはじめようと、あっちこっちをさわりはじめる。
こんな状況で、Hに没頭できるはずがない。気持ちよくなれる
わけがない。
だから、「今日はもう嫌だ」と断った。
でも殿にはその意味がわからなかったらしい。
あれやこれやいろんなワザを使って攻めてこようとしていた。
それがますます嫌で、「今日は何されても気持ちよくなれるとは
思えないから、したくない」と言ってしまった。
それでも殿は私の機嫌をなおそうとして、あれやこれやしかけて
くる。
「だから、もうやなの。今日はそういう気分になれないの。」と
言いながら大泣きしてしまった。
殿には私の気持ちが伝わっただろうか?
Hして気持ちよくなれるのはワザが凄いからだけではない。
キモチ全部で彼を好きだと思い、彼とつながりたいと思い、
一緒に時間を分かち合いたいと思い、そんなことすべてが
あってこそ気持ちよくなれるというものだ。
世の性別「男」の方々、
女の人たちはワザさえあれば気持ちよくなれるという生き物ではない。