殿は新しいワザを手に入れた | 4歳年下の彼はバツ2で子持ち

殿は新しいワザを手に入れた

私と殿が仲良くなったのは、去年の3月。

その頃は、殿はB型特有の(B型の人、ごめんなさい)自分にしか

興味がない状態だった。

自分が何をどうすると、私が喜ぶのか、むっとするのか、

そういうことには全く興味がなかった。

己の気持ちおもむくままに行動なさっていた。


しかし、そんな殿に最近変化の兆しが。

あいかわらず、ストレートな愛の表現はないものの、それっぽい

言葉を口にするようになってきた。

何をすると私が喜ぶのか、むっとするのか、それも心得てきたらしい。

先日も、ジム帰りに先に帰ろうかと思ったけれど、ふと思いとどまったらしい。

ちょっとだけ待っててみよう、と思ったらしい。

自分の家に帰るにしても、ちょっと待っていて少しだけでも会話が

できたほうが私が喜ぶと思ったらしい。

よくできました!

私は母親のような気持ちで殿のその行動を非常にうれしく思う。


ロールプレイングゲームであれば、殿はこの1年でとんでもなく

レベルをあげ、いろんなワザや武器を手に入れたことになる。

向かうところ敵なしだ。


地道に殿を育てていくのは私のお役目。

こんなことされるとうれしい、こんなことされると悲しい。

今までその都度殿に私の気持ちを伝えてきた甲斐があった。

人は変化する生き物だ。


恋愛でうまくいかないとお悩みの方、相手を変えてやろう!と

思うのではなく、自分の気持ちをうまく伝えることを覚えたほうが

いいと思う。

とくに、男の人には、何がどうなると自分がうれしいのか、悲しいのか

それをわかりやすく、諦めずに伝えていくことが大切。

多少時間はかかっても、一度手に入れたワザや武器はきちんと

定着する。でも、定着させるためには、誉めることを継続しなくては

ならない。


自分好みの男に育てられるかどうか。

それはすなわち、自分自身にその力があるかどうか、そういうことだ。